「ったく!うちの子何にも言うこと聞かないんだから...」
おっ?うちのママのぼやきですかね?
なんてふざけていると怒られそうですが、ホントに子供って親の言うこと聞かないんですよね~。
子供はとっても賢くて、物覚えが良いはずなのに、何度も同じことで注意されたり、言ってもなかなか実行しなかったり...
でもこれにはちゃんと原因というか、理由があるんですよ。
今回は『言うことを聞かない子供』についてです。
私はプロのカウンセラーでも教育の専門家でもありませんので、難しい事はよくわかりません。
でも二人の子を持つパパとして、積極的に育児に参加したいと心がけています。
なので、わからないことは図書館で子育ての本を借りて調べたり、ママと話し合って方針を決めたりしているんです。
おかげで自分の子供については、ママの次に理解しているという自信がありますよ♪
以前、子供たちが言うことを聞かなくて困っていた時、通っていた幼稚園のベテラン先生に相談した事があるのですが、
「お父さんは正しい理解をされていると思います。自信を持って下さい。」
と言ってもらった事がありました。
そこで今回は、なぜ子供は言うことを聞かないのか?
その原因と理由についてです。
更に次回以降は、子供が自然と言うことを聞いちゃうようになる、とっておきのテクニックまで、複数回に分けてご紹介していきます。
これまで私が調べて得た知識と、経験を交えながらお伝えしていきますので、言うことの聞かない子供に困っているパパ・ママの参考になれば幸いです。
原因は『成長しているからこそ!』だった
毎日毎日、子供を注意していると、「なんでこの子は言うことを聞かないんだろう?」と、結構ウンザリしますよね。
そこで、子供が言うことを聞かないのは、『常に成長しているから』と考えてみては如何でしょうか。
うちの子供が言うことを聞かない時、理由は大きく二つに分けられます。
それは、かっこ良く言えば
- 自我の発達
- 存在価値の確認
にあります。
どういうことなのか、具体的にみていきましょう。
自我の発達(反抗期の始まり)
子供が言うことを聞かない時って、
- 自分がやりたい事を、止められるまで続けている(ゲーム・テレビ)
- やるべき事を理解している時に、注意され、余計やらない(宿題・お手伝い)
っていう感じじゃないですか?
生まれたばかりの頃は自由に動けない赤ちゃんからスタートして、ハイハイしたり、歩けるようになったり、だんだん子供の行動範囲は広がっていきます。
それと同時に、頭の中でもいろんな事をぐるぐる考えて、自分でやりたいこと、興味のあることを見つけていくんです。
そうすると「自分(自我)の意志で行動したい!」という気持ちも大きく膨らんできますよね。
だから、子供はみんな「私はこれをやりたい!」という気持ちがすごく強いんです。
親の要求は通りません。だってそっちは「やりたくないこと」だからね!
興味のあること(やりたい事)を優先したい!
子供の「したい!」と親の「やりなさい!」は大体咬み合わないというか、相反するものです。
- 「ゲームは1日1時間」は、親に止められるまでが1時間!
- 好きなアニメが始まると「お風呂入りなさい!」と言っても無視!
- 遊ぶ前に宿題が先!と言っておいたのに、夕方まで外出、夜まだ宿題やってない
こんな時は、子供は「コラ!」と言うまで、ゲームを離さなかったり、立ち上がったままテレビを見続けたりと、ひどいもんです。
でも、やりたいことを我慢するのは大人でも難しいですよね?親だって同じ立場だったらどうでしょう?
- パパ:仕事から帰宅してやっと自由時間。でも夜更かし中にママから「寝なさいよ。自分で起きられないくせに」とイヤミを言われる
- ママ:せっかくドラマ観てるのにパパから「違うテレビ観たい。もうお風呂入ってきなよ」と言われる
ほらけっこう、ムカつくでしょ(笑)?
わかっている事、反省した事について批判される
子供たちは成長すると自分で優先順位を理解していきます。
でも誘惑に負けやすく、ついつい自分の興味のあることを優先しちゃうんです。
本当は、あとすこし待ったら、ちゃんと自分で実行したのかも?
もしかしたら、「自分でやろう」を「どうせ怒るんだから、それまでやんなくていいや!」に変えてしまったのはあなたかもしれません。
こんなやり取り、よくありますよね?
子供:宿題しようかな?でもオヤツ食べたらやろう。
ママ:いつまでブラブラしてんの?宿題やっちゃいなさい!
子供:ゲームやっていい時間終わりだけど、あと数分できりのいいところだから、そこで止めよう。
パパ:約束の時間過ぎてるぞ?早く片付けなさい!
ここでも大人バージョンの例を挙げてみましょう。
ママ心の声:「子供の面倒見て掃除してない。もうそろそろやらないと...明日しっかりやろう。」
パパ:「部屋汚えな...いい加減掃除しろよ。」
ママ:「子供の世話で忙しいの!土日にやるから良いでしょ!」
パパ心の声:「休みの日だけど、あと30分まったりして、その後に子供と公園に行こう」
ママ:「いつまでもゴロゴロしてないでよ!子供と一緒に公園でも行ったら?」
パパ:「うるさいな!仕事で疲れてんだよ!」
ほら、これもイラッときますよね?
大人は自制心も働くし、最終的には責任のある行動をとれますから、子供と同列に考えるのは強引すぎるかもしれません...
でもやっぱり、子供たちも同じような事を言われているので、注意されても「うっせーな...やる気無くしたかも...」と思っちゃいますよね?
存在価値の確認
子供は知恵がついてくると、時折、大人を試すことをします。
幼少期であれば
- 離乳食をこぼして反応を見る
- ころんだ時に泣きながら抱き起こされるのを待つ
- ダメと言われた悪いことをわざと繰り返す
といった事をしながら、親の反応を常に見ています。
フォローしてもらえる=大事だから助けてくれるんだ
と、その様子を見て、自分は周りの人達にとって価値のある存在なんだ!と認識しているんです。
ふと気が付くと視線が! チラッ( ・`д・´)って。
こういった自分の価値を確認する行為は、成長して思春期になってからも続くそうです。
親と言い争いになった後、
うるさいなあ!=でも自分の事を気にしてくれているんだ
と感じるそうです。本人に自覚は無くても、無意識に安心するみたいですね。
ということで、言うことを聞かない時は、『わざとやっている場合もある』と、いうことも覚えておいてくださいね。
育児書などでは、「高学年位から反抗期が始まります。」などと言われていますが、
私は反抗期というのは、大人になるまで、あるいは、死ぬまでずっと続くものなのでは無いか?と考えています。
思い出してみれば、赤ちゃんは「ママ抱っこ!パパは抱っこすんな!」と泣きながらえび反り、ちょっと大きくなれば、地獄のイヤイヤ期が始まります。
そうこうしている内に、小学生高学年からは、反抗期本気モード突入です。
そして、私も30後半ですが、今でも親と意見が合わなければ一歩も引きません。
必ず言い争いになります(これは性格が影響してるかも...)。
基本的には、子供とはいえ自分ではありませんから。コントロールなんて出来ません。
なんでもホイホイ言うこと聞くほうが異常です。
あんまり言うこと聞かないと心配になりますが、成長している証拠だと考えて下さい。
「宿題しろ」「フン!」というのはフツーです。安心しましょう。
番外編 夢中になったらお約束は忘れちゃう!
うちの子供は好きなことについては、すごく物覚えが良いのですが、本人にとってどうでも良いことはかたっぱしから忘れていきます。
特に大好き知識をチャージ中は、それに夢中になって、他のことに気が回らなくなります。
それって、よそのお子さんも同じみたいですね。
「お店の中で走っちゃダメ!」
「電車(バスとかも)の中で騒いじゃダメでしょう!」
なんて言われている時も同じですよ。
普段と違う場所にいると、刺激がすごくて情報の流入量が半端ないですからね。
いつもと違う広いところでテンションが上がっちゃったり、乗り物の窓に映る景色に興奮したり、もう夢中です。
スーパーの長い通路を走るのは楽しいし、電車の外の景色も振動も、騒音だって楽しいんですから。
パパ・ママの言うことなんか、すっかり忘れちゃってますよ。
まとめ
では、今回のまとめです。
子供が言うことを聞かない原因は『成長している証拠』です。
- 興味のあることを優先したい
- わかっていること、反省した事について批判されると腹が立つ
存在価値の確認
- 親の反応をみて自分の価値を認識している
- 幼少期から成長するまで続くので、言うことを聞かないのは当たり前
ということで、子供が言うことを聞かないのは当たり前、ということをご理解頂けたでしょうか?
って、これで終わってしまうと、私はただのワガママなチビっ子の味方をして終わってしまいます。
では言うことを聞かない子供については、どんな対処法が有効なのでしょうか?
そこで次回は、子供が自然に言うことをきくようになっちゃう、テクニックをご紹介してみたいと思います。
次回こそが本番です。お悩み中のパパ・ママ必見ですよ!
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