冬至の日の風呂はゆず湯の香りがイイですよね。
幼稚園の息子もほっぺ赤くして、「お風呂にみかんいた!」と喜んでいます。
(みかんじゃなくて、ゆずだってば...)
でも、ゆず湯の入り方って、ちゃんとしたやり方があるのでしょうか?
ゆず湯の由来や意味、効能なんかも気になってきたぞ...
ということで今回は「冬至のゆず湯」について、みていきたいと思います。
ゆず湯の由来と意味
冬至は昔の年末にあたる日です。そのため、昔の人々は新年を迎える禊(みそぎ)として、冬至にはお風呂に入って体を清めていました。
昔の人は毎日お風呂に入っていた訳ではないので、体が汚れている事が多かったようです。
大切な日の入浴には、体の汚れだけではなく、邪気や罪などの「けがれ」を落とすという意味も持っていました。
更に、邪気は強い香りを嫌う、とされていた為、湯船にゆずを入れる事によって、その強い香りが、病気の元になる鬼を追い払ってくれると信じられていたのです。
子供の日の菖蒲湯も同じですね。
また、昔の人が好きな語呂合わせで、冬至と湯治をかけて健康を祈り、
ゆず=「融通」がきくように、という願いが込められています。
ゆず湯の効能
ゆず湯にはこのような効能があります。
- リラックス効果
- 保温効果
- 保湿効果
冬の寒い日にはゆず湯イイですね!読んでるだけでポカポカになりそうです。
ちなみに、ゆずの香りは、アロマテラピーでも使用されていて、
多くの効果があるとされています。主なものをちょっとご紹介しましょう。
- リラックス効果
- ストレス軽減
- 免疫力強化
- 血行促進
- 保湿効果
- 発汗作用
- 利尿作用
スゴイな...
まあ、ゆず湯で全ての効果を得るのは難しいかもしれませんが、これ位ゆずって身体に良いんですね!
ゆず湯の入り方
そういえば、ゆず湯の時って、ゆず何個入れるのが適量なんでしょうか?
温泉旅館やホテルなどでは、冬至の時にゆず湯イベントで集客したい為に、湯船にこれでもか!とゆずを大量に浮かべているのを見かけます。
でも、家にゆずの木でもあるならともかく、普通の家庭では、そこまで頑張るのは大変ですよね。
自分の実家でも、スーパーで買ってきたゆずを、2個か3個そのままごろん、と入れていた気がします。
袋に入れるか、裸のまま入れるかは、買って来た時のままなので、毎年適当だった気が...
ゆずの数は何個?
ゆず湯の時に何個入れるか?という疑問については、周りの人や、ネットで調べてみました。
すると、少ない家で1~2個、多い家では10個というのもありました。10個は多すぎですね...
そんなに入れたらゴロゴロしちゃって、大変です。温泉みたいで楽しいけど。
大体多いのは2~3個でしょうか。スーパーで売っているゆず湯用も、この単位で1袋、とかになってます。
ちょっと多い家庭でも、コレを2袋とか、そんな感じでした。
ウチも大きいゆずが2個で一袋のものをふたつ買ってきて、それを入れれば充分な感じです。
(小さいものなら3個入りがちょうど良いでしょう。)
でもこれ、そのまま入れただけだと、ちょっと香りが弱いんですよね...
ゆずの入れ方
ゆず湯は、香りを一番に楽しみたいですよね。
なので、ゆずの持っている魅力を引き出す為に、皮と実のエキスを出やすくしてあげましょう。
ということで、ゆず湯の入れ方、おすすめの方法をご紹介します。
入れ方1
- ゆずの実をボウルに入れる
- ひたひたになる位の熱湯を注ぐ
- 20分ほど待って、ゆずを取り出す
- 冷めたら、ゆずを布の袋に入れて、かるく絞る
- 袋ごと湯船に浮かべ、かけたお湯、しぼり汁も入れる
最初に熱湯で皮から油分や香りを引き出すので、ゆずの良い香りがふわっと広がります。
自分のおススメはこの方法ですね。
あと、手軽に楽しむならこっちです。、
入れ方2
- ゆずの実を2つか4つに切る(実の大きさで決めましょう)
- ゆずを布の袋に入れて、かるく絞る
- 袋ごと湯船に浮かべ、しぼり汁も入れる
熱湯をかけない為、ゆずの中からエキスがでやすい様に、ゆずを切って入れます。
簡単ですが、湯船が汚れやすいです。
我が家では、先ほどの袋入りを2つ買って、熱湯をかけて入れる方法で楽しんでいます。
ちなみに、ゆず湯に入っている時に、「一陽来復(いちようらいふく)」と唱えると、幸せが訪れると言われています。
肌の弱い人、赤ちゃんは注意して!
あと、ゆず湯に入る時、ちょっとだけ注意して頂きたい点があります。
ゆずは先程も触れましたが、肌をつるつるにしてくれる効果があります。
が、ゆずの皮や果汁は肌への刺激が強く、肌に付いたまま日光に当たると、赤くなったり、ひりひりしたりする事があるそうです。
確かに、「ゆずで体をこするとスベスベになる」とか言いながら実家の大人がやっていた記憶はありますが、肌の弱い子供にはちょっとおススメできません。
(俺グリグリやられた気がするけど...)
とはいっても「赤ちゃんだってゆず湯に入れてあげたい!」ので、乳幼児のうちは、
- 湯船に入れたゆずで体をこすらない
- ゆずを少なめする
- 刺激が少ないようにゆるめのお湯にする
など、ちょとだけ気をつけてあげるといいかもしれません。
肌が弱い方も、ゆず湯に入った後、さっとお湯で流してから出た方が良さそうです。
(日焼けで赤くなる人も流しましょう。)
せっかくのゆず湯なのでちょっと残念ですが...
でも、入浴効果はそんなに変わらないので大丈夫です!
さいごに
ちなみに、ウチの実家の母親に「むかしどうだっけ?」と聞いてみたところ、
「アンタがふざけてゆず揉みまくるから、湯船ドロドロになって困ったよ!まったく!
だから袋入りがあればそれを買って、なければ被害が少ない様に2個位しか入れなかったね!毎回怒っても聞かないんだから!」
しょうがないですよね。子供が風呂にゆず浮いているのに、いたずらしない訳がありません!
でも後でこの話を奥さんにしたところ、
「パパお風呂入るのビリじゃん。ドロドロになっても知らないよ。詰まるから追いだき出来ないからね。」
ここにも敵が!ドロドロでも、ぬるくてもいい。チビッ子はゆず揉むに決まってんだろ!
ゆず湯の日は、お風呂の追い焚きは止めましょう。果実のカスなどが中にはいって汚れの原因になりますので注意して下さい!
ということで、我が家では、ゆず湯の為に入れるゆず袋の他にも、手で持って遊ぶ用のゆずが一個、ごろんと入ります。ლ(´ڡ`ლ)
季節の行事は、子供が楽しむのが一番。
小さいうちはこういうイベントも楽しい思い出になるようにしてあげましょうね。
みんなで一年間、元気に過ごせますように!
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