今回はとっても便利な、重曹水の作り方です。
これを作っておくと、
- うがいや口腔ケア
- 掃除
- 消臭
なんでも使えます。
重曹の便利さは知っているけれど、使わずに袋に入ったまま...
「もうちょっと使いやすいとイイんだけどね。」
粉のままだと、後片付けも必要だったり、白く残ったり、ちょっと面倒な時がありますよね。
そんな理由で重曹使うのやめちゃった、なんて方は是非!
作り方もとっても簡単です。
さっと使える重曹水を是非、活用してみましょう。
重曹水の作り方
それでは、重曹水をつくってみます。
が、その前にちょっとだけ。
まず、重曹を計量してみると、
- 小さじ1 5~ 6g
- 大さじ1 15~18g
大体こんな感じです。粒の粗さで前後します。
厳密に計る必要もないのですが、濃度を調節する時の目安にしてください。
ちなみに、8%で飽和する為それ以上入れ過ぎると溶けなくなりますので注意しましょう。
それと、作る前に清潔な空のペットボトルを用意してください。
掃除用でも1ヶ月、ボディケアなら1週間から10日位で使い切りたいので、500mlか1000mlが良いと思います。
ペットボトルには、「重曹水!」とか「捨てるな!」などと、マジックで書いておくと良いですよ。
ウチの嫁は麦茶とめんつゆをガチで間違えるタイプなので...
それに、うちの子はよくペットボトルに水入れて遊んでいるので、それと間違えて捨てるかもしれません。
なので、注意書きはしておいた方が良いと思います。
ということで、準備ができたら早速作っていきましょう。
作り方1 常温重曹水(原液)
一番カンタンで、使い回しの効く作り方です。
濃度は3%位が良いと思います。
分量としては、200mlの水に対して、小さじ1杯位の重曹を入れます。
これで大体濃度3%弱でしょうか。
500mlのペットボトルなら、小さじ2.5杯入れてしゃかしゃか振り混ぜるだけ。
重曹が溶けきれば完成です。
濃度の目安は?
うがいや歯磨きなどの口腔ケア、飲む用に使うのであれば3%位が良いとされているので、そのまま使ってください。
拭き掃除などに使う場合は、2%程度から汚れの具合をみて濃くしていきます。
とりあえず、原液を3分の1位に薄めてから使ってみましょう。
ちなみに、風呂場や、キッチンのシンク・換気扇、トイレなどの汚れがひどい場所は重曹を直接ふりかけて使ったりすることもあります。
なので、重曹水も薄めずに使っても大丈夫。
でも、それでもまだ汚れが落ちない場合は、次の重曹熱分解水がオススメです。
作り方2 重曹熱分解水
次は重曹パワーの源である「アルカリ性」をより高めた重曹水です。
ちょっと効き目が強いので汚れのひどいお掃除専用にしてください。
ホームセンターで重曹電解水というのを見たことがありせんか?
これは、電気分解によって、重曹を炭酸ナトリウムに変えているのですが、熱を加えても同じことが出来るんです。
やり方は簡単!
沸騰したお湯に重曹を加えて、5分間煮沸してください。
(吹き出す事があるので重曹は少しずつ入れましょう)
これは濃度5~8%位強力なものを作りたいので、500mlに対して大さじ2~2.5杯くらいですね。
冷めたら出来上がり!
たったこれだけで、重曹よりキレイになる!と売られている、重曹電解水と同じ力を持った重曹水になるんです。
(ほかにも、セスキ炭酸ソーダというのもありますが、沸騰重曹水の方が強力です。)
でも、アルカリ性が強くなっているので、使うのは、台所とお風呂場位にしておきましょう。
注意
- 汚れを落とした後は、重曹水をしっかりと水で洗い流しましょう。
- クエン酸やお酢を薄めた酸性の溶液があればそれで中和するのがベストですが、無ければ水でもいいです。
- 沸騰重曹水を作る時はアルミ製のお鍋などは使用しないでください。重曹とアルミが反応して、お鍋が変色して金属が劣化してしまいます。必ずステンレス製や鉄製を選びましょう。
作り方3 応用編(無水エタノール混合水)
重曹水を消臭に使いたい方も多いと思います。
重曹の消臭効果はスゴイですからね!
自分も革靴や履いたあとの足の消臭に活用しています。
重曹を使った消臭には、
- 脇汗や加齢臭
- 足の臭い
- タバコの臭い
- 靴や玄関マット
- ベッドや枕
- 車のシートやソファ
- 子供の食べこぼし
- ペットの臭い
などなど何でも使えるのですが、
消臭用として使うなら、エッセンシャルオイルでちょっとだけ香りをつけて、エタノールを加えて水よりも乾きやすくすると、使いやすくてオススメです。
更に、エタノールやアロマオイルの殺菌効果も加わり、原因菌を減少させる事で消臭効果が長持ちするメリットも!
エッセンシャルオイルは、アロマオイルとして、雑貨屋さんやホームセンターなどで売られています。
種類もたくさんあって、香りごとに効果が違うので、好みのものを選んでみてください。
使う目的によって、防虫・殺菌にはペパーミント、安眠効果ならラベンダーなど変化をつけても楽しいですね。
※オイルやエタノールを入れなくても消臭効果は変わりません。
枕やシーツなど寝具用の強力タイプ
水80mlに大して
- 重曹小さじ1/2
- 無水エタノール120ml
- エッセンシャルオイル20滴
お子さんの汗の匂いやお父さんの加齢臭にも効きます!
衣類のお手入れなどの優しいタイプ
水180mlに対して
- 重曹小さじ1
- 無水エタノール20ml
- エッセンシャルオイル10滴
普段洗えない衣類などはコレをスプレーして、あとから拭き取るだけで皮脂汚れが取れます。
注意
肌の弱い方は無水エタノールで、赤くなったり、ヒリヒリすることがあります。
気になる場合はエタノールを減らすか、入れないで作ってみましょう。
最後に
いかがでしょうか?
普通の重曹水は混ぜるだけですが、用途によってちょっと手を加えるだけで、とっても便利になるんです。
それに、これならすぐに使えて、手間もかからないですよね。
今回は、便利な重曹水の作り方についてご紹介しましたが、重曹には他にも、組み合わせによって、更に強力になるものがあるんです。
次回は、活躍の幅を広げてくれる、重曹生活『応用編』をお届けしたいと思います!
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