子供が風邪で熱を出した日の夕方。
もう一度体温を測ってみると、37.8度です。
「今日お風呂どうしよっか?」
子供の発熱は何日も続くことが多いですよね。
自分が小さい時は、
「風邪で熱がある時はお風呂入っちゃダメ!」
ってよく言われたものです。
子供はお風呂そんなに好きじゃないので、1日くらい入らなくても本人も喜ぶし...
でも、何日も熱が続いて入浴出来ない、夏場で汗をかいている、なんて時はべたべたして、ゆっくり休むことも出来ません。
こういうときって、お風呂どうしようかな?って、結構悩みますよね?
パパとママの間でも、実家のルールによって意見が分かれたりもするし...
以前から気になっていたため、ここはやっぱり専門家に相談しよう!ということで、
子供たちが小さい時はお風呂入れ係だった管理人(パパ)が、息子を診察に連れて行った時、小児科の先生に聞いちゃいました!
ということで、今回は子供の発熱時の入浴についてです。
- 発熱時にお風呂に入ってはいけない理由
- 入浴のボーダーライン
- 入浴する場合のポイント
これらについて、みていきたいと思います。
発熱(風邪)=お風呂ダメ と言われる理由は?
ウチでも子育てを始めたばかりの時、奥さんにも
「子供の時に風邪ひくとお風呂禁止だったよね。」
って言われました。
どこの家庭も同じだったんですね。
みんながそう言われて育った理由は、どうやら昔のお風呂事情にあるようです。
昔の日本のお風呂って
- 母屋の外にある
- 銭湯に行くことが多い
- シャワーがない
などなど、湯冷めしやすい環境ですよね?
私はこういった理由から、昔は風邪をひくとお風呂を避けていたのではないかなぁと、推測しています。
以前、小児科での診察の時、先生にお風呂入れても良いか聞いたら
「湯冷めしなければ大丈夫!」
「夜はお風呂であったまってから寝た方が良く眠れるよ。」
と言われました。
ちなみに、この先生は幼稚園の校医もされていて(校医っていうのか?)、上の娘もお世話になった、近所でも評判の小児科医さんです。
我が家では10年来かかりつけになっているので、何かあればすぐに聞いちゃいます!
ちなみに捕捉しておくと、湯船に浸かって身体を温めると、免疫力がアップするんです。
子供が元気だったら、熱があっても入浴自体は悪いことじゃないんですよ~。
入浴ボーダーラインは38度!
とはいっても、風邪や発熱も関係ない!お風呂はいつ入っても大丈夫!
という訳ではありません。
入浴すると、身体は体力を消耗し、発汗により水分を失います。
高熱時は危ないので避けましょうね。
辛そうなら、布団にくるまって動かないのが一番ですから。
これ以上は、身体も弱っているので危険とのこと。
まあ、これをちょっと超えても、とにかく元気なら大丈夫だそうです。
高い熱を出しやすい子供も多いので、そこはパパママの判断でよいでしょう。
ちなみに、ウチの子供は風呂が好きではありません。
ある日、風邪の時に熱を出すと、
「ばあば言ってたよね?お風呂ダメなんだよね(ニヤリ)?」
とか言いながらほくそえんでいました。
でも、我が家では既に小児科の先生にリサーチ済み!
ウチの子供は、38度をちょっと超えても、
「テレビみせろ、ゲームしたい、退屈だー!(足で掛布団ドーン!!!)」
なので、ちゃちゃっと風呂場に連れて行って、ドンドン入れちゃいます。
ママ「ほら、お風呂入るよ。」
息子「Σ(゚Д゚)!!!(今日はわがまま放題じゃねえのかよ???)」
息子「はあっ!今ちょっと熱が上がったかも...寝るよ...」
なんて演技は、パパママには通用しません。
逆に、素直だったり、暴れずにおとなしく寝ている場合、37度ちょっとでも入浴より休養を優先させています。
ヤツはぐったりしていると、ハムスターのように丸まって動きませんから。
オメー、わかりやすいんだよ!
入浴する場合のポイント
では、お風呂に入れる時のポイントを。
イメージは冬場に赤ちゃんをお風呂入れる感じです。
って、ノウハウ的なものでもないんですけどね...
ちょっと気にしてね!程度に書いておきます。
- 湯船につかって温まる(時間が長い消耗するので注意する)
- 身体を洗うときは冷やさない
- 脱衣所に暖房、すぐに身体を拭く+ドライヤー
- 急いで着替えて温かい部屋へ
湯船につかって温まる
お風呂に入ったら、まずは湯船につかって体を温めます。ご家庭によって、
洗ってから湯船 or 洗う前に湯船
に分かれるところですが、まずは体を温めましょう。
ぬるめの湯にゆっくり浸かるよりもちょっと熱め?の40~42度(子供が辛くない温度)で5分とかにします。
※足湯・半身浴的な体が外に出ている部分が多いのはだめです。肩まで浸かって。
これは大人にも言えるそうです。体調不良時は熱めで、短時間!
身体を洗うときは冷やさない
身体を洗うときは、体を冷やさないように、シャワーかけてあげたいのですが、それだとせっけんの泡が流れちゃいますよね。
なので、身体にタオルをかけて、その上からお湯をかけてあげます。
赤ちゃんをお風呂に入れる時って、そんな感じでしたよね?
タオルの上からせっけんで洗っても、ちゃんと綺麗になります。
それに、湯船につかった身体って、既に汚れの7割くらいは落ちているんですよ。
ちなみに、頭を洗うと湯冷めをしやすいと、よく言われますが、あとからドライヤーでしっかり乾かせば大丈夫!
頭のじっとり・かゆみも、寝苦しさ不快感につながる為、自分は洗った方が良いと思います。
脱衣所に暖房、すぐに身体を拭いて着替える
お風呂から出たら、すぐに体を拭きます。
脱衣所をヒーターなどで温めておくと、湯冷めしにくいので、おススメです。
脱衣所が狭いとか、ヒーターが無い!なんて時は、お風呂に戻って、その中で拭いてあげましょう。
お風呂の熱気が残っているので暖かいはず。
身体を拭いたら、すぐに着替えて、髪をドライヤーでしっかり乾かしてあげます。
女の子の場合は、髪が長く乾きにくいかもしれません。
それに子供って、ドライヤー長いと退屈なので、逃げようとするんですよね。
自分の場合は、エアコン+こたつ部屋に連れて行って、テレビを見せながらゆっくりドライヤーをかけました。
(でも今度は、「聞こえねー!」ってグズられました...めんどくせっ!)
温かい部屋で水分補給
最後は水分補給です。
暖かい飲み物が理想ですが、お風呂で温まった後なので、ちょっと冷たいものが欲しいかもしれませんね。
うちではヤクルト(類似品で全然OK)でちょっと冷たい感じを味わってから、常温のスポーツドリンクや麦茶を飲ませていました。
基本的には、水分補給さえ出来ればなんでも良いです。
これじゃないとダメ!ありません。
好きな飲み物でも、湯冷ましでも飲みやすいものをコップ1杯程度を目安に飲ませてあげましょう。
あんまりたくさん飲ませると、おねしょの原因にもなっちゃいますからね。
まとめ
今回のまとめです。
- 入ってはいけない理由は「湯冷め」
- 38度までなら入っても良い。
- 発熱が何日が続いていたら、ずっと入浴しないのも気持ち悪いし不潔
- 1日置きとかそこら辺は感覚でOK
お風呂の時のポイント
- ちょっと湯船につかって温まる(時間が長い消耗するので注意する)
- 身体を洗うときは冷やさない
- 脱衣所に暖房、すぐに身体を拭く+ドライヤー
- 急いで着替えて温かい部屋へ
基本的には、お風呂に入っても大丈夫!です。
ウチの子供たちは、熱が出た時のお風呂で体調が悪くなったり、ぶり返したりしたことはありません。
体温や体の調子に注意して、湯冷めしないようにすれば、全く問題はありませんよ。
でも逆に、
「お風呂に入ると、風邪の治療に劇的に効果があるぜ!」
といった、治療法的な効果もあまり期待できません。
1~2日くらいは入らなくても全然OKですから、症状や回復具合など、様子をみながら判断してあげてくださいね。
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