「今日は幼稚園に行きたくない...」
幼稚園でイベントがあると、周りのみんなは楽しみにしているのに、運動会や発表会が大キライ!
もしかしたら、それは自己肯定感の低いことが原因なのかもしれません。
「劇のセリフや楽器の演奏を失敗するかもしれない」
「かけっこの時、周りのみんなに負けちゃうかも」
実際にやってみると、結構上手だったりするのですが、「やってみよう!」の気持ちがすごく弱い。
「うちの子供って、いつも自信も無いし消極的なんだよなー...」
そんな悩みを抱えているパパ・ママはいませんか?
実は、大体半分くらいの子供は、こんな悩みを抱えて苦しんでいます。悩みの大きさはそれぞれですが、みんなおんなじ様に悩んでいるんです。
でもここからが重要です。この時、誤った対応で子育てをしてしまうと、自己肯定感の低い子供になってしまいます。
積極的な強い子か、消極的な弱い子か、ここが分岐点になるんです。
今回は自己肯定感が低くなってしまう原因と、その理由についてみていきたいと思います。
ちょこちょこダメなポイントを紹介していきますので、自分の子育てで、ついやってしまっているものがないか、チェックしてみて下さいね。
今回はちょっとお伝えしたいことが多いので、前後編にて記事にしていきたいと思います。
自己肯定感の低い原因は遺伝?
まず、自己肯定感が低くなる原因ですが、
子供の性格についての研究で、ちょっと気になるものがありましたので触れておきたいと思います。
一卵性双生児の性格について、米国精神医学会が調査したところ、
同じ環境で育てられた場合は性格が似ている反面、異なる環境で育てられた場合は、必ずしも性格が似ているとは言えない。
という結果になりました。
これは、同じ遺伝子を持つ双子であっても、必ず同じ性格になる訳ではなく、育てられた環境によって、全く異なる性格に育つことがある、ということです。
ちなみに、子供の性格が形成される時に、大きく影響を与える割合は以下のとおりとされています。
- 遺伝 50%
- 環境 30%
- その他 20%
大雑把位に言うと、遺伝による先天的なもの、環境や育児による後天的なもの、がそれぞれ、半分づつ、といった感じですね。
遺伝的な原因についてはどうにもなりません(*_*)
逆に考えれば、「親の子育て次第ですべてが決まる!」というわけでは無いということです。ちょっと気楽に考えても良いのでは無いでしょうか?
なので私たち親は、後天的な部分となる環境、特に子育ての面に目を向けてみましょう。
低くなる理由|子供の相手は大変だから?
自己肯定感が低くなるのは、幼少期に親から受けた影響が特に大きいとされています。
誤った子育てによって、自己肯定感が低くなってしまう理由はいくつかありますが、
一言で言えば、
「子供の相手は大変だからです。」
これに尽きると思います。
見栄を張ってかっこいい事を言ってもしょうがないので、ハッキリ言いますが、
チビっ子の相手は本当に大変です。
私は会社で営業の仕事をしていますが、難しい客以上に、自分の子供のほうが、遥かに難易度が高いです。
それでも、なんとかやっていられるのは、『ただただ可愛いから』です。
これがなければ、こんなモンスター手に負えませんよ...
ということで、普段ついやってしまう、間違った子育てについて、ダメな理由といっしょにみていましょう。
頑張ってもほめない
子供がお絵かきを見て欲しい、親にカッコイイところを見せたい、そう思うと、子供は必死になって親を呼びます。
でも、忙しい時に「ママ見てー。ママ見てー。」をずっと繰り返されるのはけっこう大変です。
私も「ソレさっきみたじゃん...」と言ってしまう時がありました。
あなたも、「はいはい。」と生返事をしたり、「忙しいから後にして!」と、つい言ってしまうことありませんか?
子供は自分の頑張りを評価してもらうことで、認められていると認識して、安心します。
忙しいのはすごく分かるのですが、ちょっと手を止めて、付き合ってあげるか、
「よく見たいから、これが終わるまで待っていてね。」としっかり回答してあげましょう。
逃げ道を作らせない
子供は逃げ道を作ります。
お出かけした時に、疲れてくると「もう歩けない!」
ごはんの時、自分のお皿に大きな食べ物が出てくると「切ってくんなきゃ食べれない!」
夜寝る時、「ママといっしょじゃないと眠れない!」
そんな時、つい「もう幼稚園(小学生)でしょ?自分でやりなさい!」と言っちゃいますよね?
子供は普段、色んな事を経験しながら、自分の枠を広げていきます。
子供は、自分が出来る事を増やそうとして、何かに挑戦するのですが、難しかったり失敗すると、元の場所に戻ろうとします。
自分でご飯食べてみる → 難しい → やっぱりパパ・ママと食べたい!
という風に考えます。この時に、もう一回甘えさせてあげて、
「じゃあ一緒に食べようね。ここが難しかったのかな?」
という感じで、今までの環境にいつでも戻れる安心感を与えてあげましょう。
暫くすると、
「もう一回挑戦しようかな?」
という気持ちが湧いてきます。
頑張らせるかどうか?見極めが難しいところではありますが、突き放してしまうと、
「自分には戻るところがもうないんだ...」
という不安を感じ、戻れない自分と守ってもらえない自分は、価値が下がったのではないか...
と考えてしまうことがあるんです。
次記事に続きます。
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