会社から帰ると、家ではママが、「はぁ...」と、疲れているようです。
「どうしたの?」と聞いてみると「子供が全然言うことを聞いてくれなくて...」
「じゃあちょっとパパがお説教しないと!」
って、怖いだけじゃ叱る意味はありません。ちゃんと成長を促すのが大事なんです。
ということで、今回は『言うことを聞かない子供の叱り方』です。
結構ストレートなタイトルですが、「メッチャ怖がらせて言うこと聞かせる」とか、そういう事じゃないです。
子供を叱る時には、とっても簡単だけど、必ず効果が出るポイントがあるんですよ。
今回も我が家の子供達に試して、本当に効果のあった方法をお伝えしていきますね。
これであなたの子供も素直な良い子になっちゃうかも?
叱る時は「理解と反省」が不可欠!
まず最初に、子供を叱る際に覚えておいて頂きたいのは、
怒られる → 怖い → 言うことを聞いておこう
という図式ですすめてはいけません!ということです。
叱る時に必要なのは、本人の
- 理解
- 反省
です。
叱られた時に
- 言うことを聞かなければならない理由は何か?
- 自分のとった行動のどこに問題があったのか?
という点について自分で考えて、納得して反省してもらうことが重要なんです。
そうすることで、お説教もスンナリ頭の中に入るし、忘れにくくなります。
更に、子供を叱るときには5つの重要なポイントがあるんです。次の章で説明するんですが、大切な部分なので、しっかりおさえてくださいね。
叱る時に注意する5つのポイント
では、子供を叱る時の注意点についてみていきましょう。
- 目線を使い分ける
- 子供の言い分を聞く
- 聞いた内容をわかりやすく整理して、子供に確認する
- 要点をわかりやすく伝える
- お説教は短い時間で済ませる
それでは、これらの項目について、順番にご説明しますね。
1.目線を使い分ける
子供と大人は身長差がありますよね?
なので、大人が立っている目線から怒ると、子供は威圧感から恐怖を感じてしまいます。
そうなると冷静に話し合いも出来ませんので、ちょっと目線を使い分けることを意識してみましょう。
誰かを傷つけたとか、危ないことをした時は、すぐにそれを止めさせるために
「コラ!」と怒ります。これは立ったままで良いと思います。
まずは「悪いことをしたから怒ってるぞ!」という事を伝えましょう。
その後は、子供の言い分を聞いたり、反省を促したりするための話し合いをします。
ここからは、落ち着いて話が出来るように、屈んで子供の目線になったり、自分の隣に一緒に座るように指示して下さい。
サザエさんに出てくる波平が、
「バッカモーン!」と怒鳴った後に、
「カツオ、ちょっとここに座りなさい!」って言う感じですね。
ここからは冷静になって、落ち着いて対処していきますよ。
2.子供の言い分を聞く
次は、子供にどうしてそうなったのか、聞いてみましょう。
「ふざけていただけ」、「他にやりたいことをがあった」、といったくだらない理由だったとしても、ちゃんと聞いてあげましょう。
だって、言うことを聞かなかった時の状況がわからなければ、
- どこを叱ったら良いか?
- 子供に何を理解させたら良いか?
- 最終的にどう反省させるか?
という手順で進めていくことは出来ませんよね?
まずは、お互い冷静になって、その時の状況を確認してみましょう。
3.聞いた内容をわかりやすく整理して、子供に確認する
子供から話が聞けたら、次はこちらの頭の中で、内容を整理します。
その後、子供に対して「こういうことだったんだよね?」と確認して、お互いの認識を合わせて下さい。
話が噛み合ってないと、言い聞かせようとしてもまず上手くいきません。
もし一方的に叱ってしまった時、それが親の勘違いだったとしても、小さな子供は怒られたくないので、たぶん逆らわないと思います。
でも、納得がいかない場合はその時の事を反省しないので、同じことを繰り返してしまうでしょう。
それでは意味がありませんし、最悪、親子の信頼関係が崩れる原因にもなりかねません。
4.要点をわかりやすく伝える
子供とパパ・ママの認識を合わせたところで、
「ここはこういう理由だから、パパ・ママは、こうだと思う。」
「先週、こういうことで注意されたよね?今のこれって、それと同じことだと思わない?」
という感じで、理由とか、過去の経緯などを絡めつつ、諭すように叱りましょう。
「こうしろって言っただろ!」
だけだと、
「どうだっけ?でも怖いから聞いておこう...」→ 忘れる → 同じ事を繰り返す
といった負の連鎖から逃れられなくなります。
こういうループも、「何回言っても言うこと聞かないんだから!」という原因のひとつかもしれませんよ。
5.お説教は短い時間で済ませる
あと、個人差はありますが、子供は基本的に集中力がすごい反面、その持続力は弱いです。
なので、お説教はあまり時間をかけずに、さくっと済ませましょう。
『ガミガミ』『クドクド』『ネチネチ』に時間に比例した効果があるとは思えません。
我が家の子供なんか、パパがめちゃめちゃ怒っている最中も、ビビリながら目線がテレビに...
なんて事も。
途中から全然、真面目に聞かなくなります。
そういえば私も会社にいる時、上司から意味の無い話をネチネチされると、聞いてるフリして
「今日って、午後から雨だっけ?この後〇〇行くんだよな...」
とか、全然聞いてない時ありますから(笑)。
とにかく、お説教の時間は要点をおさえて冷静に、短時間で済ませましょう。
補足 | 怖い存在も大事です!
ちなみに、我が家は比較的ママがおとなしいので、子供達が調子に乗ると、ママの言うことをあまり聞きません。
おもちゃ出しっぱなし、オヤツの袋もそのまんま...
そんな時、ママが言っても聞かなければ、パパに出動命令が来ます。
すると、パパからの「ゴルァアアア!!」と怒号がいっぱつ。
その瞬間から、子供たちは、
「やっべええ!怒ってるよ...あ、そうだ!お片づけしなきゃ!」
と慌てて作業を開始します。
やり過ぎるとママまでびびって全員固まってしまうし、先程までの方法が無駄になってしまいます。
なので滅多にやりませんが、「この人は怒ると怖い」という人も、家族の中にひとりいた方が良いと思いますよ。
まとめ
では、今回のまとめです。
言うことを聞かない子供に対して
- 叱る時は『理解』と『反省』が不可欠
叱る時の5つのポイント
- 子供の言い分を聞く
- 聞いた内容をわかりやく整理して、子供に確認する
- お説教は短い時間で済ませる
- 要点をわかりやすく伝える
- 目線を使い分ける
いかでしょうか?
こうして書き出してみると、そんなに難しいことでは無いですよね?
ちなみに、今回の対処法は、子供にかぎらず大人同士でも使えます。
(上司から部下、先輩から後輩、みたいな感じですね!)
ということで、当然、反抗期になった子供にも使えるので、すごくオススメです。
活躍の場が多い?叱り方なので、子育てパパ・ママは是非、覚えておいてくださいね!
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