朝起きると
「なんか胃の調子が悪い」
「胃がチクチクと痛む」
誰でも経験があると思います。
(私は大体前日の暴飲暴食ですが...)
胃腸炎や食べ過ぎ胃もたれ、ストレスによる胃の痛み、
こうなってしまうと、やる気も起きません。
そんな時って、胃はどんなものを食べれば
喜んでくれるのでしょうか?
胃にやさしい食べ物をまとめてみました。
絶食はしない方いい?
胃にやさしい食べ物を紹介する前に、
ちょっと寄り道したいと思います。
胃が悪い時って、絶食したりしていませんか?
自分は小さい時に、よく胃腸が悪くなりました。
そのとき、祖母や両親からは、
「胃を空にして休ませたほうが良い」
と言われていた為、いつも、
何も食べずに過ごしていました。
いつも、布団にくるまって、
「イテテテ・・・・」
と苦しんでいたのをよく覚えています。
実はこの時、胃はあんまり休まっていないようです。
胃の壁には、胃酸を中和する粘膜があるのですが、
胃は食べ物を待ち構えるように、胃酸を分泌します。
食べ物が入ってくれば、頑張って、たくさん分泌するのですが、
長時間空っぽのままでも、胃酸はちょっとずつ出てきます。
この時、ただでさえ弱っている胃壁には、
直接当たる胃酸の刺激が強く、胃痛が起きます。
そうです、絶食は時として逆効果だったりするのです。
そのため、胃が不調な時も、
「負担がかからない程度に、食事はしたほうが良い」
ということでした。確かにお腹空くと痛くなったなぁ...
オススメの食べ物はコレ!
では、胃に優しい食べ物って、どんなものが
あるのでしょうか?
献立を決めるときに参考にしやすいように、
カテゴリ別にまとめてみました。
炭水化物
おかゆ、うどん、パン(食パン・蒸しパン)
にゅうめん、おもち
タンパク質
卵、とりささみ、豆腐、牛乳、チーズ、白身魚、ひき肉
野菜やくだもの
大根、カブ、キャベツ、ブロッコリー、じゃがいも、山芋
里芋、カボチャ、りんご、バナナ
簡単に言ってしまうと、
赤ちゃんの離乳食に使える食材 = 胃に優しい食べ物
と考えてOKです。
あとは、消化を助けてくれる、ネバネバの食品や、
大根おろしなどを一緒に摂ると良いでしょう。
食べる時は、赤ちゃんのようにステップアップして、
おかゆ → たまご → ささみ
みたいな感じにすると、回復が早くなります。
食べてはいけないもの!
ちなみに、キノコや固い野菜、脂肪の多い肉や魚などは、
消化に時間がかかるため、いつまでも胃に居座ってしまい、
負担が大きくなるので食べてはダメです!
胃に留まる時間の目安として、お餅やうどんは1時間位で
消化されますが、牛肉やお赤飯など、重たいものは
3時間近くかかると言われています。
また、砂糖を多く使った物も、胃に負担が大きく、
こちらもオススメしません。
(おやつはリンゴのすりおろし!)
カフェイン、アルコール、辛い、熱い、冷たい、
といった刺激物も、元気になるまでは控えて下さいね。
食べるときのポイント!
消化の良い物を食べると言っても、
弱った胃はいつものようには頑張れません。
食事をするときには、
- よく噛んで食べる。(20~30回くらい)
- お腹いっぱいにしない。(6分目程度)
- 1度に食べる量を減らして、回数を増やす。
といった事に注意し、低下している胃の消化機能を
フォローしてあげるつもりで食事をしましょう。
元気になれば大好きな料理もお酒も楽しめます。
調子が悪い時は、胃を休ませてあげる良い機会と
かもしれませんね。(ダイエット効果もあったりして...)
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