先日、夕食の後片付けを終えた奥さんが、
「あれ?爪がへこんでる...」
と言って、親指を心配そうに見ていました。
あんまり気にしていなかったせいもあって、なかなか気が付かなかったようですが、これって何か病気や体調不良のサインなのでしょうか?
何かの病気や体調不良が原因だったら困るなあ、と不安に思い、この症状について調べてみました。
ということで、今回は指の爪のへこみについてです。
爪のへこみの原因となる病気や栄養不足について、その理由についてまとめてみました。
指の爪のへこみが気になっている方は是非、参考にしてみてくださいね。
親指の爪のへこみの原因は?
まず、爪のへこみの原因には、いくつか可能性がありますが、主なものとしては以下のようなことが考えられます。
- 体調不良やストレスといった疲れ
- 怪我などによる圧迫や変形
- 栄養不足
- 病気
- 加齢によるもの
それと、爪は皮膚や髪と同じく、毎日少しずつ伸びていますよね?
なので、爪のへこみや変形が起きているのを見つけたら、「そこが伸びている時に何らかの原因があった」ということになります。
それでは、ひとつずつ順番にみていきましょう。
体調不良やストレスなどからくる疲れ
まずは体調不良やストレスが挙げられます。
爪はちょっとした体調の変化でも、影響が出る場合があります。
強いストレスを感じたり、忙しい日々が続いたりすると、爪のへこみが起きてしまう事があるんです。
ただし、毎回そうなるとも限りませんし、当然個人差があるようです。
家事や仕事で不規則な生活が続いたり、睡眠不足になっている場合も注意してください。
うちの奥さんの場合は、子育てで毎日大変そうなので、可能性としては十分考えられました。
でも本人曰く、
「何年も前から同じ様な状況が続いているので、それが原因というのは考えにくい気がする」
とのこと。
とはいえ、たまたま色んな事が重なって、精神的に疲れていたとか、そういうことはあるかもしれませんね。
怪我などによる圧迫や変形
爪は、強い力で圧迫したり、ぶつけたりすると歪みます。
なので、指先をぶつけるような怪我をしたあとには、怪我の箇所が治っても、爪だけはへこみとして跡が残る可能性があります。
とはいえ、怪我の多くは、痣になったり、黒く内出血したり、ひどい場合は爪の根本からの出血が考えられます。
そのため、爪の怪我であれば、へこみや歪みについて、本人に自覚があると思います。
でも、うちの奥さんは指を怪我したわけではありません。なので今回は他に原因があるようです...
不足していた可能性のある栄養素
次に考えれらるのは、栄養不足です。
爪は皮膚や髪の毛と同じように、常に新しく生え変わっています。
なので、そのために必要な栄養素が不足すると、成長に影響が出る場合があるんです。
たんぱく質は爪のもとになる栄養素なので、当然必要なのですが、殆どの方はそれなりに摂れていると思います。
が、他にも不足した場合に原因となりやすい栄養素があるんです。
それは、『鉄分』と『亜鉛』です。
怪しい...めっちゃ怪しい。
うちの奥さん、好き嫌いが多いんです。
好きなのは、炭水化物と、たんぱく質と、脂質と...
鉄分や亜鉛って、普通の食生活では不足しがちになりやすい栄養素と言えます。
なので、これが原因の場合も多いようですね。
爪のへこみの原因が必ずしもことはれ限りませんが、気がついたらサプリメントや食生活の改善をしてみると良いかもしれません。
ちなみに、牡蠣などは亜鉛が豊富で、すごくイイと思うのですが、値段が高いのでそうそう食べられません。
牛肉も多いらしいですが、これも高い!
ということで、いくつかコスパの高いオススメ食材を挙げておきましょう。
- 卵
- 豚レバー
- 凍り豆腐
- 切り干し大根
- 海苔
- ほうれん草
- ゴマ
意外とリーズナブルで手軽に食べられそうなものも多いです。
他にも納豆などの大豆製品も良いそうなので、卵と納豆をご飯にかけたり、オムレツにしたり、工夫次第で飽きずに食べられそうですね。
これらをみると、切り干し大根や凍り豆腐など、昔からある和食のおかずはとっても体に良いということがよくわかりました。
鉄分と亜鉛を含む食品は、主菜や副菜として、定期的に意識して食べるようにしましょう。
(ちょっと興味が出てきたので、これはまた記事にしてみよう)
爪の成長を阻害する可能性のある病気
爪のへこみは病気が原因の場合もあります。多くの場合は前述の通り、その爪が生えた頃に病気だった?という可能性が高いです。
なので気がついた時には、もう治っているものかもしれませんね。
- 爪のへこみの原因になりやすい病気
- ストレス
- 発熱性疾患(風邪など)
- 感染症(ノロウィルスなど)
ちなみに、ウチの奥さんの親指の爪は、ちょうど真ん中あたりで、爪の生え際と平行に、横に線を描くみたいにベコッと、へこんでいました。
こんな感じです。
ちなみに、爪に出来る横向きの溝や波打った様な状態のことを、
爪甲横溝(そうこうおうこう)
と呼ぶそうです。(声に出すと言いにくいですね。)
これは爪の成長が阻害されることによって引き起こされる症状です。
そして、爪の溝は状態が悪いほど深くなることがあります。
爪のへこみは指によっても原因が異なる?
また、東洋医学では、爪の状態をみると、身体の不調がわかると言われていて、更に、指によって症状を見分けるそうです。
- 親指(過労やストレス)
- 人差し指(皮膚炎や湿疹)
- 中指(泌尿器系の問題)
- 薬指(気管支炎や目の不調)
- 小指(神経痛)
これらについては、いろいろと調べても、明確な確証を得ることは出来ませんでしたが、一応見てみると、親指のへこみは「過労」とされていますね。
確かにウチの奥さんも結構疲れが溜まっている感じでした。でも、俺のせいにされると困るので内緒にしよう...
爪の伸びる速度はどのくらい?
爪の伸びる速度は、大人で1日あたり、「だいたい0.08~0.12mm位」と、言われています。
爪のへこみの位置から、生え際までの長さを測ってみると、体調不良のタイミングと合致することが多いです。
ちなみにウチの奥さんは生え際から5mm位のところでした。
1.5ヶ月くらい前とすると、ちょうどその時は、子供から治りにくい風邪をうつされて、結構長い間、辛そうだった頃ですねー...
看病しながらうつされてしまって、けっこう大変だったのを覚えています。
その時は、食欲もあまりなかったので、栄養不足だったかもしれません。
もう元気なのですが、とりあえず、おまじないで「ほうれん草の胡麻和え」をたくさん食べてもらいました。
しばらくは、鉄分と亜鉛を豊富に含んだ副菜を食べて、早く爪を復活させてもらいましょう!
すべての爪にへこみがあったら病気のサイン?
ちなみに、爪のへこみの原因が体調不良だったとしても、それはすべての爪に起きる訳ではありません。
それに、爪の生え変わりは前述のとおり、すごく長い時間が掛かります。
でも、もし親指から小指まで、みんな同じ症状だった場合は、ちょっと異常です。
その時には、必ず病院に行って診察してもらいましょう。
(それこそ加齢かもしれませんけどね...)
念のため、可能性のある病気を挙げておきますね。
- 貧血
- 痔
- 糖尿病
- 円形脱毛症など
診察してもらう病院は、特に自覚症状が無ければ、皮膚科で良いと思います。
また、爪のへこみが、一つの指にいくつもある、もしくは体調不良が気になっている、といった場合は念のため内科にいきましょう。
とはいえ、基本的には、そんなに心配する必要は無いと思います。
でも、自分の体の管理って、結構忘れがちになっていませんか?
私も普段何も気遣って無いのに、「健康なのが当たり前」になっている気がします。
普段爪のお手入れをする方は気が付きやすいと思いますが、そうでない方も、お風呂に入った時や爪を切るときなど、ちょっとした時に観察してみると、良いと思います。
もしかしたら、早めに体調の変化に気がつくことが出来るかもしれませんからね。
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