家族でスーパーに行って、長ネギを買ってきました。
そのまま冷蔵庫の野菜室に入れようとすると、長くて入りません。
青い葉の部分は白い部分と比べると、ちょっと固いので
あんまり好きじゃないんだよな...切って捨てちゃお...
でも先日、学校の授業で大根を栽培した
小学生のお姉ちゃんから一言。
「農家の人が作った野菜は大事に食べないとダメなんだよ。」
そうですよね...ごめんなさい...
ということで、長ネギの青い部分を活用すべく、
栄養から利用方法まで、調べてみました。
ネギの青い部分は栄養が豊富!
関東方面に多く流通している長ネギは、
どうしても、青い葉の部分が固いです。
特に先の方は繊維がちょっと気になりますよね。
でも、葉の部分はネギのうまみが強く、それは葉の内側にある
白い綿部分の粘りに、とても多く含まれています。
更に、青い部分は、太陽の光を浴びたおかげで、
栄養価も高く、βカロテンやルテイン、といった成分が豊富です。
これには、肌を乾燥や日差しから守ってくれる働きがあり、
これからの日焼けが気になる時期にもピッタリなのです。
そのほか、ネギには
- 悪玉コレステロールを減らす
- 血糖値を下げる
- 免疫力がアップする
- 身体を温める(血管を広げる)
- 風邪やインフルエンザの予防効果
などなど、身体に良いことがいっぱいです。
これは捨てずに使わないと、
ウチのお姉ちゃんに叱られてしまいますね。
おつまみや鍋に使える!刻んで冷凍保存も!
ということで、ネギの旨味や栄養は、葉の部分の方が、
豊富にふくまれていました。
むしろ、こっちの方が栄養が詰まっている感じです。
それを知ってしまった以上、美味しく食べない訳にはいきません。
一番カンタンなのは、ベタですが、刻んで薬味に。
ラーメンにも、納豆にも、冷奴にも、万能ねぎ(細ネギ)の
代わりに使ってみてください。
ちょっと食感が違いますが、ネギの味も香りも強く、
お料理が美味しく食べられますよ。
でも、やっぱり少し固いので、刻むときには
なるべく細く切るようにしましょう。
水気を拭いてから、細かく刻んで冷凍すれは、
2週間位は保存可能。
冷凍するとくっついて固まるので、ウチはビニール袋に入れて、
使う時に揉んでバラバラにしています。
あとは、おつまみや鍋に使ってもOKです。
鶏皮とネギを炒めて、塩コショウ、焼肉のタレなどで味付けしたり、
いつものお好み焼きに加えても良いですね。ビールに合います。
そのほか、麻婆豆腐など、中華の仕上げに、
斜めに切ったものを加えたり、味噌汁に入れるのもオススメ。
鍋物や汁物に入れるときには、いつもの白い部分よりも、
ちょっと長めに煮込めば柔らかく食べられます。
どっさり入れて、鶏団子や豚バラを使った鍋なんて最高ですよ。
固くて食べられない部分は?ネギ油やネギ醤油に!
それでも固くて食べられない部分や、買った時から
少し古いものについては、青い部分を使って、
ネギ油やネギ醤油を作りましょう!
ネギ油
材料...青いところ1本分 サラダ油100cc
作り方
- ネギを刻んでサラダ油と一緒に鍋に入れ、弱火にかける。
- ネギがふつふつとしてくるのでたまに混ぜる。
- ネギが揚がって茶色く色づいたら火を止める。
- 濾して冷めたら保存容器に入れる。
ラーメンや、中華料理にかけると美味しさUP!
お好みで、にんにく一片やしょうが薄切り1枚、
鷹の爪や花椒など、一緒に加えてもOKです。
サラダ油を減らして、ごま油、ラードなどを組み合わせても
美味しいですよ。
ネギ醤油
材料...青いところ適宜 醤油も適宜
作り方は、ネギを刻んで、容器に入れ、
醤油をひたひたになるくらい注ぎ、1日おけば完成。
これだけです。
ネギの成分で醤油がトロッとしたら出来上がり。
私はこの中にもにんにく、しょうがを入れてあるので、
鶏の唐揚げや餃子のあんを作る時に使います。
もちろん、そのまま使っても美味しいですよ。
ちなみに、長ネギの葉の部分は、二股になっているところに
砂粒が溜まっている事があります。
←ココ
洗うときには、一番外側を剥がし、中をよく洗って
使いましょうね。
関西は青い部分が好き?違いはネギの種類!
「そういえば、実家ではどうしているんだろう?」
と思い、聞いてみたところ
「固いから食べない。ブタ煮る時の下茹には入れるね。」
と、即答されました。
まあ、使っているところ見たこと無いから
私も食べなかったんですけどね。
でも、その中に、
「青いところのほうが好き!」
という物好きがひとり。
それは義理の兄! ポジションはマスオさんです。
兄は関西出身なのですが、地元ではネギは青い部分がメインで、
白い部分と同じか、それ以上に食べていたとのこと。
それを聞いた私は、
「えー。固いじゃん。白いとこ食おうよ」
というと、
「こっちのネギは葉が固けど、青いほうが香りもあってうまいよ」
とのこと。
関西のネギは京都の「九条ねぎ」や広島の「わけぎ」がメインで、
長ネギと細ネギの中間くらいの太さがあり、全体が青いのですが
とっても柔らかいそうです。
兄は、香りの強い青いネギに慣れているため、
こっちの品種は、ちょっと物足りないと言っていました。
たしかに、作ったネギ醤油は香りが強くて、
ネギの存在感がすごくあったなぁ...
関西のネギって、なんか美味しそうですね。
葉っぱの部分もちょっと好きになったので、
話を聞いていると食べてみたくなりました。
今度、スーパーで見かけたら買ってみようっと。
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